呼吸器疾患
呼吸器感染症(気管支炎・肺炎・副鼻腔炎など)
気管支喘息
慢性閉塞性肺疾患
間質性肺疾患
肺癌
まれな肺疾患(びまん性肺疾患など)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断と治療
呼吸困難と呼吸不全
在宅酸素療法
胸部異常陰影と精密検査
1. 呼吸器感染症
咽頭炎・急性上気道炎・急性気管支炎・急性肺炎などウイルスや細菌による感染症です。
ウイルス性としてインフルエンザ・新型コロナ・RSウイルスなど200種類くらいあると言われています。
細菌感染では肺炎球菌・マイコプラズマその他の細菌があります。
慢性感染症としては、肺結核・非定型抗酸菌症などがあります。
マイコプラズマ・百日咳・クラミジアは蔓延する咳が特徴です。
基礎疾患のある患者さんでは、緑膿菌・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌など日和見菌による感染症があります。特に入院中に生じることが多く院内肺炎と呼ばれます。
2. 気管支喘息
アレルギーによる気管支炎です。
空中のハウスダストを吸引・寒暖差・上気道感染などが発作を誘発します。
風邪を引くと咳が長引く場合は疑われます。
また、ホクナリンテープを処方された経験が場合は喘息の可能性があります。上気道感染後4日目以降に咳がひどくなり持続することも多く、特に夜間や早朝に症状がひどく出ます。
ほこりっぽい環境・花粉や黄砂の時期・室内に犬や猫を飼っている場合などは要注意です。
イエダニが夏場まで繁殖し、秋の低温で死んだ後、ダニの死がいがハウスダストになります。9月から11月にかけて室内のハウスダストが上昇します。また、夏に酷使したエアコンのフィルターの汚れがほこりをまき散らします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断と治療
呼吸困難と呼吸不全
在宅酸素療法
胸部異常陰影と精密検査
3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長年の喫煙で肺組織が壊れ次第に呼吸機能が悪化する病気です。
動いたときの息切れ(DOE=労作性呼吸困難)・慢性的な咳や痰(特に秋から冬)などが特徴です。気管支喘息を合併することもあります(ACO)。
まずは禁煙が絶対に必要です。栄養状態が悪い場合や心不全を合併すると死亡リスクが高まり、インフルエンザや新型コロナ感染症で死に至ることがあります。
4. 間質性肺炎
空咳と労作時の息切れがあり、徐々に進行します。
背中の長身でベルクロラ音と呼ばれる廃雑音を聴取されます。
膠原病(強皮症や皮膚筋炎など)に合併することがあります。
5. 胸部異常陰影
検診などで指摘された場合は、まず、胸部CT検査が必須です。
熊本県では肺癌検診読影医や指定医を認定あるいは指定してます。
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