当院では頭痛専門医による頭痛外来を行っています。
頭痛にお悩みの方は是非受診してください。
必要に応じて脳出血や脳腫瘍などの診断・専門病院への紹介を行っています。
1 片頭痛
病院を受診するほど強い頭痛発作の多くは片頭痛です。
しかしながら、その中に、くも膜下出血など脳出血・脳腫瘍・椎骨脳底動脈解離など命に関わる危険な頭痛が隠れていることがあります。
放っておかず、頭痛外来を受診してください。
片頭痛を疑う場合
頭痛持ちで繰り返し頭痛発作がある方
頭痛時に気持ちが悪くなる方(吐き気や嘔吐)
寝込むほどの頭痛発作の経験がある方
頭痛発作時に歩行や運動あるいは家事をすると頭痛が悪化してしまう方
光や音を強く感じる方 匂いを不快に感じる方
家族に頭痛持ちがいる方
乗り物酔いをする方
雨の降り始めや台風が近づくと頭痛が起こりやすい方
女性で、月経前や排卵日に頭痛が生じる方
市販の頭痛薬が効きにくい方
成人における片頭痛の有病率は人口の8%です
女性の方が多く、それは女性ホルモンが関与するからです
小児でも人口の3%は片頭痛です
乳児の夜泣き・周期性嘔吐症
・群発頭痛・三叉神経自立神経性頭痛(TACs:Trigeminal autonomic cephalalgias)
頭痛がひどく、目の奥がえぐられる様な痛みがあります
痛い側の目から涙が出る、鼻水が出る・汗をかくなど(自律神経症状)
一定期間毎日頭痛が持続します(群発期)
群発期に飲酒や喫煙をすると誘発悪化します
2 緊張型頭痛
常に肩が凝り、首の後ろや肩甲骨付近に張りがある。
頭痛は締め付けられる様な頭痛だが、日常生活に支障がある程では無い。
入浴などで改善する。
軽度の片頭痛の事があり、混合する頭痛の可能性がある。
3 群発頭痛と三叉神経・自立神経性頭痛(TACs)
4 脳出血・くも膜下出血
5 脳腫瘍
6 可逆性脳血管攣縮症候群(Reversible cerebral vasoconstriction syndrome、RCVS)
7 脳静脈洞血栓症
8 精神疾患に伴う頭痛
9 脳脊髄液減少症